
肩に集中していた重さを分散し、重心を身体に近づけ、揺れや前かがみをおさえる。ランドセルづくりで長年向き合ってきた「どうすれば負担を減らせるか」という問いを、中学生・高校生の通学鞄として、まっすぐ形にしました。
ラクールは、荷物を消してしまう魔法の鞄ではありません。それでも「同じ荷物を入れても、鞄が変わるとなぜか楽」と感じる人が多いのには理由があります。
“我慢する通学”から、“考えられた通学”へ。それが rakuru(ラクール)です。

ラクールには、村瀬鞄行がランドセルづくりで培ってきた技術が、随所に活かされています。
たとえば、背当てのクッションの形状や、肩ベルトの角度や付け根の位置は、ランドセルの考え方をもとに設計しています。クッション材も、実証を重ねて選んだものを使用しました。また、箱型の構造によって荷物のブレをおさえ、通学時の揺れを軽減。長年、ランドセルと中学・高校の指定鞄の両方を作り続けてきたからこそできた、通学のためのリュックです。

中学生・高校生が毎日運ぶ荷物は、小学生よりさらに重く、お弁当や部活動の道具も加わり、成長期の身体には大きな負担となります。
そこで村瀬鞄行は、ラクールの試作段階から名古屋市立大学との共同研究を実施。通学鞄の構造による身体への負担を測定し、肩への圧力分布や姿勢の安定性などを検証しました。その結果、ラクールの構造は肩への局所的な負担を軽減し、重心が身体に近づくことで「同じ重さでも軽く感じやすい」ことが実証されています。

本体の形状と背おい構造は、ランドセルで培った重心バランス設計となっています。
立ち上がり背カンによって重心が身体に近づくことに加えて、箱型の構造により荷物のブレを防ぐことで、同じ荷物量でも軽く感じやすく、揺れも少ないのが特長です。歩行時や階段、坂道、自転車通学など、さまざまな通学シーンでの姿勢を想定し、「前かがみになりにくい」「背筋を伸ばしやすい」ことを目指して調整しています。

肩ベルトと背当てのクッションには、ランドセルと同じ10mm厚の衝撃吸収Mクッションを採用しました。肩への食い込みをおさえ、荷物が重い日でも痛くなりにくい仕様です。背当てには、通気路を確保したYライン背当てを採用。背中にしっかりフィットしつつ、熱とムレを逃がしやすい構造で、自転車通学や夏場の通学時にも快適さを保ちやすくなります。いずれも名古屋市立大学との共同研究で実証されたランドセルの「負担軽減機能」を取り入れ、クッション性・フィット感・通気性のバランスが良くなるよう調整しています。*写真はクッション使用箇所のイメージ画像です。
「ラクール」と「一般的なリュック」を背おった際の、体への負担を測定・分析しました。その結果、心拍上昇や筋肉の”こり”・疲労に関して「ラクール」がより低減されるというデータが出ました。


教科書など9冊(B4まで)・水筒(1.5L)・折り畳み傘・体操服・シューズ・タブレット(約17インチまで)・筆箱メモ帳・弁当・水筒・パスケース


教科書など9冊(A4まで)・水筒(1L)・折り畳み傘・体操服・タブレット(約14インチまで)・筆箱メモ帳・弁当・水筒・パスケース

25Lの外寸:高さ…約 52.5cm × 横幅…約 32.0cm × 奥行…約 22.0cm
重さ…約 1,690g
20Lの外寸:高さ…約 45.0cm × 横幅…約 27.0cm × 奥行…約 22.0cm
重さ…約 1,390g

①かぶせのファスナーポケット
②メイン収納
③背面クッションポケット
④背面書類入れ
⑤⑥側面オープンポケット(左右)

パスケースやティッシュなど、すぐに取り出したい細かいものを収納するのに便利です。止水ファスナーを使用しているので、雨が降っても安心です。
25L…約 高さ18×横幅28cm
20L…約 高さ15×横幅22cm


二段構造で下段に教科書やノート、上段にお弁当などを整理して入れられます。上段・下段を分ける仕切りは面ファスナーによって自由な高さで設置が可能となっていて、お好みにあわせて調整して使うことができます。上からは取り出しにくい下段の荷物には、側面のファスナーからアクセスできます。
内装や仕切りには人工皮革を起毛加工した、スエードを使っています。手触りが良く、高級感のある仕立てになりました。

タブレットやノートパソコンが入ります。クッション入りで中身を衝撃から保護。側面のファスナーを開けてアクセスします。25Lは上下二段に別れており、上段にモバイルバッテリーを入れるなど、使い分けることができます。
25L…上段:約 高さ11×横幅25.5×奥行0.5cm(小物用)、下段:約 高さ33×横幅25.5×奥行0.5cm(A4サイズ、約13インチまで対応)
20L…約 高さ39×横幅20×奥行0.5cm(A4サイズ、約14インチまで対応)

薄めのものが入る大型ポケット。かぶせのバックルを開けて、上からアクセスします。25LはB4サイズも入ります。芯材に挟まれた構造なので、折り曲げたくない書類を入れるのにおすすめ。
25L…約 高さ48×横幅28×奥行1.5cm(B4、17インチ程度まで対応)
20L…約 高さ41×横幅22×奥行1.5cm(A4、14インチ程度まで対応)

水筒や折り畳み傘など、すぐに取り出したいものを入れられる側面のオープンポケット。
20L…約 高さ16×横幅18cm
25L…約 高さ18×横幅18cm

本体素材の合皮と、止水ファスナーと組み合わせて採用。雨の日でも安心のリュックです。
荷物が少ないときはスタイリッシュに、荷物が増えてもしっかり入る。内容量によって、簡単に調整できるバックル開閉式です。

体に触れる背当て、ベルト裏には東レ株式会社の「Ultrasuede® nu」を採用。極細繊維を立体的に絡み合わせ、本革のような使い心地を実現。暑い夏でも蒸れにくく、お手入れしやすい人工皮革です。
調整パーツによる無段階調整だけでなく、ロック機構が付いているので、自分に合ったベルトの長さで固定することができます。負担軽減のためにはベルトの長さを合わせることが重要です。衣替えの時期に合わせて調整しましょう。

ロッカーへの出し入れや上げ下ろしなど、いろんな場面で活躍する持ち手を付けました。*壁掛けフックなどに引っかけるための強度は持たせていません。特に荷物を入れた状態で長時間フックに持ち手をかけると、破損する可能性があります。保管の際にはご注意ください。


指を通すことで、掴むよりも開閉しやすい設計となっています。キーホルダーなどを取り付けることもできます。
ラクールは、正しく使うことで背負いやすさ・安定感・負担軽減の機能を最大限に発揮します。ご使用の前に、一度裏面の説明をご確認ください。ベルトの長さについては、成長に合わせて都度調整をお願いします。ご不明点や使い方に迷ったときには、動画をご確認いただくか販売店・公式サイトまでお気軽にお問い合わせください。
中性洗剤を薄めた水に柔らかい布をひたし、硬く絞って拭いてください。シンナーなどの溶剤や、薬品を使うと変質・色落ちの可能性がありますので、使わないでください。
濡れた際には乾拭きをしてください。大雨などで中が濡れてしまった際は、中身を取り出して陰干ししてください。ドライヤーや天日干し、ストーブなどは使わないでください。
取り扱いの説明動画はこちら

「ふたんが、ふっとんだ」は第63回宣伝会議賞「通学鞄における”負担軽減機能の重要性”が伝わるキャッチフレーズ」にご応募いただいた、山本詩絵さまが考えた言葉です。ユーモアのある響きが印象的な言葉ですが、そこには「重さそのものより、感じている負担をどう減らすか」という本質的な問いが込められています。宣伝会議の3月号(no.1013)にも掲載されておりますので、ぜひチェックしてください。
軽く見せかけるのではなく、本当に軽く感じる理由をきちんとつくる。このキャッチフレーズは、ラクールの考え方を端的に表現した言葉だと感じました。中身を重要視するその姿勢は、言葉えらびも、ものづくりも同じです。


布団は吹っ飛んでほしくないけど、中高生の背中の負担は吹っ飛んでほしい、そう願って、定番のダジャレをヒントにコピーを書きました。私自身も重い通学カバンを背負って毎日通学していて、負担軽減昨日の重要性の課題にとても共感しました。一生懸命取り組んだ課題で協賛企業賞に選んで頂き、苦労が吹っ飛びました。ありがとうございます。
富士見丘中学校 山本 詩絵 さま
出典:月刊『宣伝会議』2026年3月号
宣伝会議賞受賞作品はこちら
山本さん、このたびは宣伝会議賞 協賛企業賞のご受賞、誠におめでとうございます。
「ふたんが、ふっとんだ。」というコピーは、数多くの応募作品の中でも、まず真っ先に目に留まりました。課題に丁寧に向き合った作品は他にもありましたが、この言葉には「なんだろう」と立ち止まらせる力があり、社内でも強く印象に残りました。一見すると、誰もが知る親しみのある言葉遊びを思わせ、社員たちからも自然と笑顔がこぼれました。その様子から、「笑顔を生み出す」という私たちの企業姿勢とも重なるものを感じました。
今回の応募全体を通して、重い荷物を持って通学する中高生の苦労や実感は、多くの作品から伝わってきました。その中でこのコピーは、通学に伴う負担は、鞄によって今より軽くできるという考え方に、多くの人が目を向けるきっかけになると感じました。
今後も、ご自身の気づきや体験を大切にしながら、誰かの“負担”を言葉でほどいていく表現に挑戦し続けてください。山本さんのこれからの発想と挑戦を、心から楽しみにしています。
村瀬鞄行 井戸田 和之
出典:月刊『宣伝会議』2026年3月号
らく。その一言が出てしまう……大山崎中学校3年
通学はもっと楽にできる……安田学園中学高等学校2年
重すぎる当たり前をもう壊そう……大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校3年
カバンにね、半分しょってもらうの……東京都立松が谷高等学校3年
“肩の荷が下りた”と錯覚する鞄……山口県立岩国高等学校1年
宣伝会議賞にご応募いただいた作品を通して、私たちは多くの「荷物が重すぎる」「通学がつらい」「仕方ないと思っていた」という声に触れました。あらためて浮かび上がったその声に、ラクールは製品として向き合ったひとつの答えです。過去を否定するのではなく、これからの通学を少しでも楽にするために――。
rakuru 25L
rakuru 20L