MURASEKABANKO RANDOSERU

60th anniversar

ランドセルへのこだわり

村瀬鞄行とランドセル

1957年、村瀬鞄行は名古屋駅の近くで産声をあげました。それから60年にわたって、小学生向けのランドセル、幼稚園から高等学校までの指定鞄、企業の特注鞄などをつくり、多くの皆様にお届けしてきました。特にランドセルについては、1974年に発足した「ランドセル保護・推進委員会」(「一般社団法人日本かばん協会ランドセル工業会」の前身)にいち早く参加。以来、子どもたちのすこやかな成長にあったランドセルづくりだけでなく、日本文化としてのランドセルという点についても貢献したいと活動しています。

人生の中でいちばん、心身ともに大きく育っていく小学校6年間。まるでランドセ ルが歩いているかのような1 年生から、すっかりからだの一部になっている6年生 ま で、1000日以上にわたって、子どもたちの肩に背おわれるのがランドセルです。 子どもたちの負担を少しでも減らし、かつ丈夫でありつづけ、さらに学校へ通うの がうれしくなるようなランドセル。その理想に、わたしたちは誠実に向き合ってき ました。子どもたちの無邪気な笑顔に励まされるように、熟練された技を磨くだけ でなく、機能や構造、素材を改良してきたのです。 村瀬鞄行は、これまでも、これからも、ランドセルを使う子どもたちのことをいち ばんに考え、子どもたちの未来を応援します。

村瀬鞄行ランドセルのあんしん・あんぜん


左)村瀬鞄行製品の証「6 年間修理保証書」
右上)ランドセル工業会が定める規格に合致した、安心安全なランドセルです。「日本製ランドセル認定証」
右下)一般社団法人日本かばん協会会員企業による「日本製鞄の信頼のマーク」

村瀬鞄行では、6年間、安全に、そして安心して使ってい ただくために、ランドセルにはさまざまな工夫をしています。すべて保証書をつけることで、安心・安全にくわえ、愛着心もはぐくみます。

6年間修理保証について

  • ランドセルが壊れて使えなくなってしまった時は、安心の6年間修理保証付き。
  • 「壊れたら即買い換え」という現代社会において、同じものを使い続けることで、ものを大切にする気持ちや愛着心を育てることにもつながります。
  • ご購入時についてくる保証書を保管してください。買った日の次の4/1から6年間、小学校に通っている間ずっとサポートします。詳しくは店頭、オンラインショップ、またはランドセル付属の保証書をご確認ください。
※修理箇所や補修箇所は使用状況によって、有償となる場合がございます。


2005年 “ランドセル華”経済産業大臣賞 受賞
2010年 “有松絞りボストンバッグ”JAPAN LEATHER AWARD 2010 審査員特別賞
2015年 “イントレチャートランドセル”JAPAN LEATHER AWARD 2015 生活雑貨部門賞受賞
2015年 “ウェディングドレスランドセル”第35回 日本かばん技術創作コンクール 中小企業庁長官賞受賞

村瀬鞄行ランドセルの革素材について

加工の手間や入手の困難さから、大量生産には向かない革素材。とれたばかりの原皮から、繊維のほぐしや毛抜き、なめしといくつもの工程を経て、ようやくランドセルの役目を果たすことのできる革になります。その革から汚れや傷を避けて型入れ、縫製。ゆっくりとなじみ、6年かけて「自分だけのランドセル」になっていきます。


背中を中心に全体を使用
(1頭からランドセル約5本分)

牛革ストロング#09、#00
表面に防水ウレタン加工を施し、傷はもちろん雨にも強く。牛革本来の特徴である引き裂きや型くずれに対しても強く、6年間安心してお使いいただけます。#09と#00で、表面のシボ感が異なります。

牛革ボンジュール、ヌメ革
牛革本来の風合いを活かすため、ウレタン加工はあえておこなっていません。牛革ならではの風合いと、丈夫さのバランスの取れた天然皮革です。表面は雨をはじくため、水気を気にする必要はありません。


臀部(おしり)のみ使用
(1頭からかぶせのみ2枚分)

コードバン(馬革)
なめした後さらに、皮の表裏の間にある「コードバン層」を磨き出すことから「革の宝石」とよばれる高級素材。磨かれて銀面がないため軽く、丈夫さはそのままという優れた素材。コードバン層を持つ品種からしか取ることができません。6年経っても型くずれを起こしにくいのが特徴。表面は、汚れが目立ちにくいつや消しで仕立てました。

なぜ手縫いにこだわったのか

手縫いによってつくられるのは、工程からの丈夫さ。 職人の手によって革と糸が締め上げられ、とても丈夫に仕立てられます。 素材、構造、そして手づくりにこだわった工程。 この三拍子が揃うことで、何よりも丈夫なランドセルに。 いいものだからこそ、たくさんは作れません。 一針一針真心をこめた、匠のランドセルです。

  1. 「型入れ」は、部位によって厚みや硬さがそれぞれに異なる革の個性と状態を見極め、ランドセルのどの部分に使うかを決めていく作業。傷やシワのある部分を取り除く必要があり、熟練した技術・見極める知識が不可欠です。
  2. 地面や壁とぶつかりやすく、丈夫さを求められる底面の角は、「きざみ」という技法で角に合わせて生地を寄せることで、丈夫に仕立てられます。反対側の背中に当たる部分は「きざみ」がなく、生地がピンと張った美しい状態に。片側により多くのひだが集中するため、高い技術が求められます。 ※「菊寄せ」とも言う。

やさしさの工夫

①少しでも軽く感じられるように
立ち上がり背カン
ベルトが付け根から立ち上がり、体のラインにフィット。背筋が伸びて身体全体で支えることで、体感重量が軽くなります。荷物を入れると、より効果が発揮されます。左右の可動部位には強化樹脂を使用し、軽さと丈夫さを両立。

②負担をやわらげる肩ベルト
しっかりカーブベルト
高いフィット感で負担をやわらげ、軽く感じます。
カーブベルト
身体に合わせて曲面裁断したベルト。
ゆるやかカーブベルト
ほどよいフィット感で、きつすぎない背おい心地。

③背中に触れることへの配慮
Yライン背当て
空気の通り道になる溝がつくられた背当て形状。立ち上がり背カンにより腰に負担が集中しないため、中央下部に溝を空けることができるようになりました。
ポイントタッチll
縦に加え、横方向に溝を作ることで、より通気性を高めました。
ウェービータッチ、ウェービータッチα
背当てに凹凸を作り、通気性を高めた背当て形状。

④厳選された背当て素材
メモリーフォーム
宇宙開発のためにつくられた低反発の衝撃吸収素材。高い耐久性・柔軟性・通気性があるため、背当て・肩ベルト裏にクッションとして内蔵しました。
高級ソフト牛革
吸放湿性の高い背当て用生地。主に白色の背当てに使いました。
クラリーノロベニカ
人工的に革の構造、吸放湿性を再現した素材として厳選しました。主に、背当てに色の付いたランドセルの生地として使用。

⑤変わらないかたちの理由
無駄なものと思われがちなランドセルの背面の縁取り「へり」や底面まで回り込んだ「かぶせ」。これら外周部分は凸部になるため、側面〜底面の大部分が擦れや衝撃などから守られる効果があります。

⑥高度な技術でより丈夫に
芯材と生地が何重にも重なり、分厚くなった背面ヘリ。それを高度な縫製技術でまとめ縫い、より丈夫な仕上がりを実現しています。

⑦6年間つかうために
マチの仕切り部分と側面〜底面、背面に芯材を箱型に使用。樹脂繊維の積層構造により、丈夫なまま軽く仕立てられます。背面・側面は特に厚いものを使い、大マチの取出し口には、囲うように補強を追加。※形状が製品によって若干異なります。

Etc.こまかな気づかいもたくさん
ハート生地
肩ベルト、持ち手の付け根は生地を貼り込み、壊れにくく丈夫に仕上げました。
安全ナスカン
左右側面に荷物をぶらさげる金具は、車などに引っ張られると外れる、安全仕様です。
左右防犯ブザー用金具肩
ベルトに防犯ブザーを取り付けできます。
総内張り、底板付
教科書を入れる部分の内側に生地を張ることで、より長持ち。底の部分には底板入り。
持ち手
持ち運びに便利な持ち手を追加しました。
BOXポケット(金具付)
大容量のファスナー式。内部にはカギなどの収納に便利な金具付。
要所手縫い
力のかかる部位は手縫い仕立て。
自動ロック
かぶせ(フタ)を締めると、自動でロックがかかります。締め忘れ防止に。
反射材装備
ランドセルの各部に、反射材を配置。天気の悪い日などに、車のライトを反射してお子様の位置を知らせます。

※①〜④は、それぞれ一部製品に採用されています。